相続と相続人
相続とは何でしょう
ユキマサ（行政）相続ってニャンなの？
行政書士馬場親が死んだらその財産は子どもたちが相続するように、「ある人（被相続人）が死亡した場合、その人の一身に属していたものを除き、その人に属していた一切の財産上の権利や義務が一定範囲の親族（相続人）に当然に承継されること」をいいます
行政書士馬場ただし、その人が生きているうちに、財産を誰にあげると遺言に書いておけば、その財産は、その人のものになり、これを遺贈といいます
ユキマサ（行政）でも、遺留分っていうのがあって、遺贈によって自由に処分できない部分もあるんだニャン
相続人の範囲と順位
☆相続人には誰がなるのでしょうか。
☆どんな順番で相続人になるのでしょうか。
これは相続を学ぶにあたり、基礎中の基礎ですが、意外と誤解の多いところなんです。
相続人になれる人の中で相続人になる順番、順位があります。まず第１順位の相続人が相続しますが、その人がいないときは第２順位の相続人が、その人もいない場合は、第３順位の相続人が相続します。
ここで、問題です。第１順位、第２順位、第３順位になる相続人は被相続人（死亡者）のそれぞれ何にあたる人でしょうか？
行政書士馬場それでは解答です
第１順位の相続人は、被相続人（死亡者）の「子」
第２順位の相続人は、被相続人の「直系尊属（父母、祖父母等）」
第３順位の相続人は、被相続人の「兄弟姉妹」
また、同順位が複数いる場合や、「子」がいない場合は「孫」が相続人になる代襲相続などもありますので、あとで詳しく解説します
ユキマサ（行政）エッ？
第１順位「子」、第２順位「直系尊属」、第３順位「兄弟姉妹」ってことは、奥さんなど「配偶者」は相続人ではニャイの？
行政書士馬場いい点に気付きましたね！
「被相続人の配偶者」は、常に相続人となるんです
第１順位、第２順位、第３順位の相続人があるときは、その者と同順位となります
ユキマサ（行政）そうなんだ、安心したニャン
このページの一番上の図では、父（A)が被相続人で、子（C）が第１順位の相続人
母（B）は被相続人の配偶者だから、子（C）と同一順位の相続人ということだニャン
次回は、代襲相続など今日の学習内容をさらに詳しく解説していきます。